freeeで固定資産・減価償却を管理する手順!フリーランスの確定申告
フリーランスが10万円以上の機材を買ったときの悩み
フリーランスとして独立してしばらく経つと、開発用のハイスペックなパソコンやモニターなど、仕事道具の買い替えが必要になりますよね。実際に私も、去年の秋に新しいMacBook Proを奮発して購入したのですが、ここで毎回少し手が止まるのが「固定資産の登録」です。消耗品費として一括で経費にできるのは原則として10万円未満の資産までなので、それ以上の金額になると減価償却という少し面倒な処理が必要になってきます。
初めてこの作業に直面したときは、帳簿のつけ方が分からず税理士の友人に連絡してしまった記憶があります。ただ、クラウド会計ソフトを正しく使いこなせるようになると、毎年の確定申告の時期に慌てずに済むようになります。日々の記帳から決算までをスムーズに進めるために、今回は私が普段使っているfreee会計での固定資産の登録手順を整理しておきます。
freeeの「固定資産台帳」にアクセスして登録する
パソコンや工具などの高額な資産を購入した場合、まずは通常の経費としてではなく、資産として登録する作業から始めます。freeeのメニュー画面を開いたら、「決算・申告」の中にある「固定資産台帳」という項目を探してクリックします。ここがすべての管理の起点となる場所です。
画面の右上にある「新規作成」ボタンを押すと、資産の種類や取得価額、購入日などを入力するフォームが表示されます。エンジニアの作業用PCであれば「工具器具備品」という勘定科目を選ぶのが一般的です。ここで購入金額や耐用年数を正確に入力していくのですが、freeeの場合は購入日を入れると自動的に適切な耐用年数が候補として出てくるので非常に助かります。まだ導入していない方は、freee会計の公式サイトから機能を確認してみるとイメージしやすいかと思います。
購入時の取引と固定資産を紐付けるコツ
固定資産台帳への登録が終わったら、次は実際に口座から引き落とされたときの「取引」データとの紐付けを行います。銀行口座の同期機能を使っている場合、カード払いや銀行振込の明細が自動で取り込まれているはずです。この明細の勘定科目を「工具器具備品」などの資産科目でそのまま処理してしまうと、台帳と二重に計上されてしまうことがあるので注意が必要です。
正しくは、自動で取り込まれた取引の勘定科目を「事業主借」や「未払金」といった適切な科目に設定し、その後で固定資産台帳の登録と自動でリンクさせる形をとります。このあたりの細かな挙動は最初は戸惑うかもしれませんが、freeeの画面上にあるヘルプやガイドを参照しながら進めると、パズルのピースがハマるようにすんなりと理解できるようになります。
減価償却費の計算と仕訳の自動化
固定資産の登録が完了すると、年末や決算のタイミングで発生する減価償却費の計算を自動で行ってくれるようになります。定額法や定率法といった償却方法の選択についても、個人事業主の一般的な青色申告であれば、基本的にfreeeが推奨する設定のままで大きな問題はありません。
毎月の経費としては計上されず、決算時にまとめて「減価償却費」という費用として計上されるため、通年の利益計算が少し変わってきます。私自身、初年度はこの仕組みを完全に理解していなくて、売上に対して利益がやけに多く残り、納税額を見て冷や汗をかいた経験があります。事前に固定資産の分がどう経費になるのかを把握しておくことで、資金繰りの見通しも立てやすくなります。
まとめ
高額な機材の購入はフリーランスにとってテンションが上がるイベントですが、その後の会計処理までワンセットで終わらせておくことが大切です。freeeの固定資産台帳機能を上手に使えば、複雑な減価償却の計算も手間なくクリアできます。確定申告の時期に慌てないためにも、機材を買ったらその月のうちに台帳へ登録してしまうのが一番の近道です。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の税務判断は税理士にご相談ください。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の税務判断は税理士にご相談ください。
現役のフリーランスエンジニアが、確定申告・会計ソフト・経費管理のノウハウを毎日1記事更新しています。 実務で詰まった場面から記事化するので、検索でたどり着く方の悩みに直結する内容を心がけています。